主な山菜・木の芽・食用野菜
薬草名 参考写真 説   明 出品者名
リンドウ ・ 秋に根を掘り、水洗いしてから日干しに。  ・ 健胃~根を粉末にして、オブラートには包まずに、食後すぐ0,5gほどを服用。 斎藤  興
キキヨウ ・ 秋の七草の一種。  ・ 夏に根を掘り、細根を取り除いた後、日干しに。  ・ 生薬名(桔梗根)~煎じて扁桃腺などの喉の腫れ、痛む化膿性の腫物に。 斎藤  興
ワサビ ・ 和名の語源~葉が葵に似ているので、山葵、また深山に生え、和名は和佐比と記している。(本草和名)  ・ 食欲増進に、リュウマチ、神経痛に。 長沼 藤助
ヤマブキ  ショウマ ・ 春に若芽・茎を摘んでゆで、水にさらして、苦みを除いた後、おひたしやあえ物などにする。   ・ 方名~イワダラ、ジョンナ、ショウナ 長沼 藤助
トリアシ  ショウマ ・ 若葉を摘み、ゆでて水にさらし、油いため、汁の実に。  ・ 風邪・頭痛~根茎を水洗いののち、乾燥して1日10~15gを煎じて服用。 長沼 藤助
クコ ・ 果実と根の皮は秋に、葉は夏の盛りに採取。クコ茶は若葉を日干しにして。  ・ 果実は決行をよくする。。葉は血管壁を丈夫にし、動脈硬化を防ぐ働きがある。 ・ 疲労回復に~クコ酒:クコの果実200g、グラニュー糖200gを加えてホワイトリカー1,8?に約2か月漬けてから、毎日ワイングラスに1杯ほど飲む。 ・ 高血圧に~乾燥したクコの葉5~10gを煎じて服用。 長沼 藤助
ギョウジャ ニンニク ・ 食用に~若葉、若茎はさっとゆでて、おひたし、あえ物、炒め物。 ・ 薬用に~滋養、強壮に、鱗茎の毛をむしって洗い、35°のリカー倍量、1割のグラニュー糖に漬け、2か月後に飲用。 斎藤  貢
オヤマボクチ   (ヤマゴボウ) ・ 若葉をとり、水洗いしてから茹でて、もち米や米粉で餅をつくときにつきいれて、草餅にする。   ・ 干したものを入れてもよい。 佐藤 一男    長沼 直正
イカリソウ ・ 5~6月頃、葉茎を採取し、陰干しした200gを細かく刻み、ホワイトリカー1,8?とグラニュー糖100gに漬けた酒は仙霊脾酒といい、強壮酒として用いる。 ・ 葉は和え物、天麩羅に。 斎藤  貢    長沼 藤助
キバナイカリソウ ・ 4~5月、開花期の頃、茎葉ごとを刈り取り、日干しにする。 ・ 一日量10g煎用する。苦みが強い。 斎藤  貢
サラシナショウマ ・ 春先、花茎が出る前の若芽を摘み、水にさらした後、茹でてひたしや和え物に。 ・ 秋に根茎を掘り、水洗いにした後、ひげ根を除いて日干しに。 ・ 風邪の発汗、解熱に~升麻葛根湯に。 長沼 藤助
メグスリノキ 別名(千里眼の薬) ・ 春から夏に、樹皮または小枝を取って水洗いし、日干しにする。 ・ 目薬に、3~5gを煎じた汁で洗う。 ・ 肝臓疾患に~1日量15~20gを水300ccで3分の1に煎じて服用。「肝気は目に通ず、肝和すれば、目よく五色を弁ず」~中国の古典にある。 斎藤  興    長沼 藤助  
ハリキリ ・ 春先、若芽を摘み、塩ゆでして水にさわし、あく抜きした後、和え物に。 ・ ウコギ科なので、重要な成分が含まれているかもしれません。(宮城の山菜) 長沼 藤助
タカノツメ ・ 若目を小さじ1杯の重曹を含む2?の熱湯で茹で、冷水にさらした後、辛し和え、ゴマ和えに。   ・ コシアブラ(小葉が5枚)に似ているが、小葉の数で区別する。(宮城の山菜) 長沼 藤助
ノブドウ 関節炎 ・葉、つる、根は生のものでも、日干しにしたものでも400gを、広口瓶に入れ、その上から1.8?の焼酎を注ぎ込む。冷暗所に保存する。半年で飲めるようになる。 ・ 関節痛、風邪の特効薬、肝炎など多様な効用がある。 ・ 野良仕事などで突き目をした時に、蔓を切って取った液を点眼するとよく効く。(詳細は薬草研究会員にお尋ねください。) 斎藤  貢
トチュウ ・ 中国揚子江中流域の原産。トチュウ科の落葉高木・雌雄異株。 ・ 葉を横に裂いて葉柄をもって下に垂らすと糸状の生ゴム繊維に繋がれて、上下二片がそのまま離れずに垂れる。(グッタベルカを含有~弾性ゴムを作る原料) ・ 漢方では幹の皮を杜仲といい、腰の痛み筋肉を強化、強精剤に、またロシアでは血圧降下剤に使用する。杜仲茶をつくる。 長沼 藤助    鈴木 功洋
ヤマアサクラサンショウ ・ サンショウの刺の少ない種類で、薬効はサンショウと同じ。  ・ 健胃、胃腸カタルに約2gの果皮の粉末を飲む。 長沼 藤助
サンショウ ・ 夏から秋にかけて、果皮と種子を採取し、日干しにする。  ・ 健胃、胃下垂などに~小指の先ほど(約2g)の果皮の粉末を飲む。  ・ 利尿に~乾燥した種子15gを、水400ccの水で、3分の2量になるまで煮詰めて服用する。 斎藤  貢
アケビ ・ アケビ小葉に鋸歯がある種類で、薬効はアケビと同じ。 ・ 腎臓炎・尿道炎・膀胱炎などのむくみに、輪切りにして乾燥した茎10~15gを1日量として煎じ、3回に分服。 ・ 花の時に採取し、細切りにして日干し。 斎藤  貢
ミツバ ・ 生葉は薬味、揚げ物、おひたしに。 ・ はれものに~塩もみした生葉を張る。 ・ はれものなどの消炎消毒・血行促進に乾燥全草を10~15g煎じて服用。 小玉 直正
ミズギボウシ ・ 若い葉柄と若葉を食用にする。くせのない味はオオバギボウシと同じ、ただ、産地によっては、ほろ苦味があるものもある。 小玉 直正
アオミズ  (ヤマトキホコリ) ・ 5月頃から9月頃までに採取して利用。  ・ くせのない淡泊な味がある。 長沼 藤助
イヌドウナ   (クワダイ) ・ この食物にはピロリチジン系のアルカロイドという有毒成分が含まれており、特異的な肝炎や肺炎を起こすといわれています。 ・ 花期に最も多く含み、若芽も多食は避けたい(草野源次郎) 長沼 藤助
ジョウモンジシダ ・ 若芽を採取し、鱗片を取り除いてゴマ和え、クルミ和え、汁の実に。 長沼 藤助
ショウブ ・ 11月~翌年の3月頃、または夏6~9月に根茎を掘り取る。ひげ根を除いて水洗いしたのち、日干しにする。 ・ 神経痛、リウマチに~欲湯料として、細く刻んだ根茎を、軽く一握り分、冷めないように袋ごと湯ぶねに移して入浴する。 長沼 藤助
オトギリソウ ・ 8月~10月、開花結実期に全草を取り、日干しにする。  ・ 止血、はれものには乾燥した全草を10~20gを水で煎じて、その汁を患部に塗る。(アルコール、ホワイトリカーなどに浸してチンキをつくり、塗る) 斎藤  興
ナルコユリ ・ 若苗を取り、酢を入れた熱湯でゆでてから良く冷やして、サラダにする。 ・ 滋養、強壮~根茎を掘り、ひげ根をむしり、水洗いして日干しにしたものが、生薬の黄精。  ・ 黄精酒~黄精200gを刻み、グラニュー糖100g、ホワイトリカー1.8?を入れ密封。6か月後に中身を漉し取る。1回20? を1日3回飲用。 長沼 藤助
アマドコロ ・ 最近、アマナという名で親しまれている山菜、芽だしの頃が適期。 ・ 11月頃、根茎を掘りあげ、水洗いして土砂やひげ根を除き、厚さ3mmほどに輪切りして日干しにする。 ・ 滋養保健には一日量10g煎用する。 長沼 藤助
トクサ ・ 春か、8月~10月頃に地上部を刈り取り、水洗いして日干しに。  ・ 風邪の解熱に、1回量2~6gを水300ccで2分の1量に煎じて服用。 斎藤  興
ワサビ ・ 食用に~年間を通して全草を利用する。根はわさびおろし。葉茎は茹でて、おひたし、あえ物に。  ・ 食欲増進に~すりおとして、香辛料とする。 ・ 神経痛、リュウマチに~すりおろしたものを、布に薄く伸ばして、患部にはる。10分ぐらいで取り去るとよい。 小笠原 俊彦
スミレサイシン ・ 若葉や花は軽く茹でて、ひたしや和え物に。 ・ 太い地下茎は刻んでとろろのようにして食する。 佐藤 一男